エアコン冷えない | ≪プロ講師在籍の業務用エアコン洗浄会社≫アンドクリーン㈱ブログ

「エアコンが冷えない！」

大阪市内の焼鳥屋さんから「エアコンが冷えない」「吹出し口のカビも気になる」とのお問合せです。

通常、オフィスやクリニックなどのエアコン室内機の汚れはカビ汚れやホコリ汚れがメインです。

禁煙、調理をしない、何かを削ったりしない、上履きに履き替えるなど、空気中にヤニや油煙、粉末がまわない空間でエアコンをご利用の場合、エアコン吸込口から吸い込む目に見える汚れ物質の多くはホコリ汚れくらいです。

カビは室内機を冷房運転する際に、元々の暑い室温と、室内機内の冷えた熱交換器の温度差で、結露が発生、その結露が後々のカビの温床となります。

おおよそ4つの汚れーその1つ、油汚れ

今回のお問合せを頂いた大阪市の焼き鳥屋さんの業務用エアコンを見てみると、分かりますが、こちらのエアコン室内機の汚れはおおよそ4つに分類されます。

カビ汚れ、ホコリ汚れ、タバコヤニ汚れ、油煙汚れです。

実際に現場で室内機内部を確認したところ、汚れの多くは油汚れと黒カビ汚れでした。

焼き鳥屋さんや焼肉屋さん、中華料理屋さんなど調理の際に油煙が多く発生する室内では、大量の油煙でエアコン室内機の吸込口から内部熱交換器、吹出し口までとエアコンの隅々まで油煙が通過します。
長年、油煙を吸い込み続けながら、冷房運転をすると、エアコン内部の冷えの大元である「熱交換器（アルミフィン）」はだいたいが油汚れとカビ汚れでこの様になります。

微量すぎて、冷えた空気もどんだけなのか

この状態になりますと、エアコンのファンが回っていても、吸い込んだ空気の通過がかなりさえぎられる為、熱交換器の「冷え」を室内に返す空気に伝えることがほぼ出来ません。エアコン吹出し口から出てくる空気も冷えてるとしても通過した空気自体がかなり微量ですので、「冷えた空気」も微量になります。

つまり、エアコン設置業者が想定した空調設計の数値とは程遠い状態になります。。

冷房運転しても室内をうまく冷やせない「冷えないエアコン」状態となってしまいます。

夏本番となると、夕方から夜間でも蒸し暑く、ましてや室内で調理を伴う飲食店さんの場合はコンロや調理など室内でも「熱」を発する為、さらに室内温度は高く暑くなり、「冷房19℃強風」で全力で冷やしてもなかなか「冷え」を体感できなくなります。

飲食店さんでも特に油煙を大量に発する場合、換気扇やダクトで外への排気を行っていたとしても、室内に残った煙や油を含んだ空気をエアコン吸込口から吸い続けることになります。

カフェなどでも油汚れはたまるの？！

喫茶店やカフェなど軽食を提供するお店ですら5年ほどたつと使用状況によりますが、同じようになりうることが分かっています。

電気代にもかかわる大事な問題に

エアコンの冷えが悪くなってきた、例年に比べエアコン使用時の電気代が高く感じる、という方は、もしかして、エアコンの中はかなり汚れが溜まっていて、風の通りが悪くなり、冷えが悪い状態になっているかもしれません。

長文になってしまい申し訳ございません。。

エアコンのことならなんでもまずはお気軽にご相談お待ちしております。

エアコンクリーニング施工後は下の写真のように汚水が出て、汚れが溜まるパーツ(ドレンパンなど)もキレイになります。
ご精読下さいまして、誠にありがとうございました。

今後ともみなさまのお役に立てる仕事ができるよう、いままでの実績に満足することなく、道具、洗剤、方法など常に改善し、ご予約の作業日にはお客様に最大限お喜び頂けますよう、日々精進して参ります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。